畳と和室の情報ブログ

和室の魅力と暮らしに役立つ畳の情報をご紹介しています。

選ぶのが大変?いろいろある畳の種類 使われるい草だけでも種類がたくさん 最近注目の高い琉球畳やフローリングに使えるユニット畳のオススメをご紹介

 

 

ご存知ですか?畳に使われるい草にもたくさん種類があります。
い草の種類によって違う得られる効果とは?

 

 

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畳に昔から使われている原料、「い草」。

自生のい草と栽培のい草があることはご存知でしたか?

 

実は、い草はかつては、食べてよし、浸かってよし、敷いてよしで、薬草に使用できた製品でもあり、多くの使い方があった便利な品でした。

 

畳で使うものは、畑で少し育てて、後に水田で栽培し、初夏に収穫されます。

米よりも手間がかかる…そんな話さえあります。

 

農家の血と汗と涙の結晶…それが畳の材料になるのです。

 

しかし、現在のい草のシェアを見てみると…中国産が70%のシェアで、化学表が10%、日本産が20%のシェアです。

危機的な状況とも言えるでしょう。

 

しかし、最近健康志向で日本産のい草も人気なのです。

 

い草で作られた畳には、リラックス・集中力アップ効果も報告されています。

さらに、最近の研究では、抗菌効果など多くの効能も取り上げられています。

二酸化窒素やシックハウスの原因物質であるホルムアルデヒドの吸着機能が優れていますし、吸音効果、保温効果や断熱効果もあります。

 

弾力性があって、子供達が、バランス感覚を鍛えるのにも良い環境も畳だとされます。

 

そして、い草の品種は、「まるい」と「三角い」に大きく分けられます。

「三角い」は大分県の国東半島で栽培されていて、現在ではほとんど存在しません。

 

今は、「まるい」が主流で、熊本産が大半のシェアを占め、ここでは熊本産の「まるい」の品種を紹介します。

 

①「ひのみどり」

草が細く、栽培が難しいけれど、高品質との定評が高いです。

使うほどにつやがでて味わいが出てくるのもグッド!

 

②「夕凪」(ゆうなぎ)

草が太くて固い丈夫な品種です。

茎が硬いのに美しさも兼ね備えています。

 

③「ひのはるか」

長く、綺麗な高品質、美しい畳表になります。

変色防止効果に優れています。

 

④「涼風」(すずかぜ)

一番の新種で、強靭な性質で、大量生産が可能です。

これから畳の人気が加速してくれば、活躍してくれるでしょう。

 

強靭さをとるか、美しさと高級感をとるかはあなたの自由。

美しさと強靭な性質を兼ね備えている品種も、大量生産に耐えられて、安値で国産の畳が手に入るチャンスも今後増えていくでしょう。

 

では、最近、マンションやアパートで暮らす世帯も増えてきました。

そんな中で、注目される畳があります。

 

それは…

琉球畳です。

 

 

最近よく聞く琉球
どんな種類の畳?その特徴とオススメをご紹介。

 

 

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琉球畳は、その名の通り、琉球…つまり、沖縄地方の畳から由来しています。

 

琉球畳は、沖縄地方で栽培されていた「7島イ(しちとうい)」というい草を使うものを指す場合が多いです。

その、「7島イ」こそ、「三角い」なのです。

現在は大分県で生産されています。

しかし、大分県で多少作られているとはいっても、現在殆ど生産されてないため、中国産のものや熊本県で中国の「7島イ」を生産して使っています。

 

一般的には、半畳サイズの縁なしのものを指す場合もありますが、縁ありの琉球畳もありますので、一番分かりやすい特徴はい草の種類と編み方ということになります。

 

本物の「7島イ」の場合、新しいものは、表面がザラザラしていて使い込むことで、柔らかくなるという特性があります。

 

琉球畳表は、目積織りという、畳目ひと目に対して、1本の縦糸で織られます。

普通の畳は、「諸目織り(もろめおり)」という畳目ひと目に対して2本の縦糸でおりますが、琉球畳の場合には、縦糸1本なのですね~。

本場ものは、三角形の断面をしている「7島イ」を2つに分けて編んでいます。

 

現在は、目積織りでおられた畳のことを主に琉球畳、あるいは琉球風畳としてとい扱っているところもあります。

 

琉球畳は、基本的には縁なしで、昔は庶民の家で使われていたものです。

縁の材料費がかからないので、コストが安かったのです。

現在では、技術が変わって、縁ありの方もコストが抑えられていて、縁なしの方が贅沢品なのです。

 

オススメは、置き畳。

別名、ユニット畳・システム畳とも言って、部屋の置きたいスペースに置きたい分だけ置けます。

なんといっても、段差も薄くて、そんなに足腰の負担もないです。

 

今の住宅事情を考えると、普通に敷き詰めるにもいいですが、手間や施工費を節約したいならば、やはり、部屋に置くだけの置き畳、つまり、ユニット畳がおすすめなのです。

 

 

 

フローリングのお部屋に和の空間を演出できるユニット畳
ユニット畳の特徴と種類をご紹介。

 

 

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置き畳、ユニット畳は、カラーのバリエーションも、デザインも素材も豊富です。

琉球畳の「7島イ」のい草から、ポリプロピレンのような汚れにくくて、水洗い可能な素材もあります。

 

しかも、裏面に滑り止めやジョイントが付いたものも多いので、座っていてバラバラになったりする心配もありません。

 

例えば、フローリングに収納箱が付いた畳ユニットは、如何ですか?

 

和のスペースを織り成す畳の椅子に座って、和の座に洋の要素が入った独特の寛ぎが体験できます。

 

その椅子の腰掛ける部分の下に収納スペースがあって、普通の椅子ではありえない、収納空間の実現がなされています。

 

マンションやアパート暮らしで、収納スペースに困る悩みにグッと減らしてくれる、独特の和椅子。

大助かりですよね!

 

フローリングを完全和室にする場合でも、デザインのバリエーションも工夫できます。

縁なしと縁ありの畳を両方入れて、視覚に特別な快感を与えるなど、今までにない畳の敷き方を試せます。

 

メーカーとして、大建工業の和紙製のものなどは、樹脂コーティングで、高い抗菌性と防カビ性も備えています。

 

セキスイは、環境に優しい無機材料を使用し、通気性や耐久性があります。

デザインの種類も明るい色から何でも豊富なので空間をあなたなりにアレンジできます。

 

また、ニトリコーナンでも、お買い得なユニット畳があります。

 

自分の空間を便利にアレンジ出来るユニット畳。

琉球畳から派生した便利製品です。

 

もともとが、昔から庶民派のものですが、現代となっても庶民派であり続ける高性能の素晴らしい敷物なのです。

 

是非、活用をご検討下さい!

 

 

 

 

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