畳と和室の情報ブログ

和室の魅力と暮らしに役立つ畳の情報をご紹介しています。

マンション賃貸に住む方必見! フローリングのリビングに畳の空間が欲しい! 意外と多い畳派のための簡単な畳活用術

引っ越ししたらマンションに和室がない!
フローリングに違和感なく畳を置く簡単な方法4選

 

 

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畳大好き!

和室万歳!

 

そんなあなたの引越し先…

当然に畳の敷かれた和室はあるよね?

ここは日本だから…当然!

 

でも…引っ越ししないといけなくて部屋を選んでいるとき…あるいは、引っ越してみたら…

 

えっ!?

 

和室無いの!?畳も無し!?フローリングだけ!?

…そんな事態が、現代では多発していると思います。

 

でも…

 

フローリングにそのままきっちり畳を敷き詰めて和室に変貌させる…そんなことができる!?

そう…できるのです。

それは簡単に分けても4つあるのです。

 

⑴ フローリングを工事して畳部屋にする

⑵ フローリングの一角に和室空間を作る

⑶ 寝床だけを畳の空間にする

⑷ リビングの一部に畳空間を作る

 

の4つです。

 

では、⑴からいってみましょう!

 

⑴ フローリングを工事して畳部屋にする

 

方法の第1選は、フローリングを全部畳部屋にすることです!

 

フローリングに畳を畳業者さんに敷き詰めてもらうこともできます。

この時は、畳の厚みに注意して廊下や他の部屋より畳が高くならないような薄い畳を選ぶなど業者さんと相談しましょう。

 

もし、畳の厚みで部屋と部屋・廊下に余分な高低差が出てしまう…なんてことになるなら、お金は余分にかかりますが、フローリングを取り外すリフォームも可能です。

 

それには、まず、フローリングを取り外して、根太(ねだ)というフローリングを支えている部分を組み替えることになります。

 

それから、「巾木」(はばき)という部屋の壁と床の境目仕切る部材を組み替えます。

そして、畳と壁の境にある「畳寄せ」という部材があります。

さらに、直接畳と壁が触れないようにするためにこの部材を畳と壁の間に入れるのですが、この巾木と畳寄せを畳がきちんと入るように工事します。

 

こう考えるとフローリングに敷くだけよりも、フローリングを取り出す工事は結構面倒ですが…

 

気になるのは、施工料です。

以下は、「住まいにまつわる総合情報サイト『ハピすむ』」からの引用です。

 

・フローリングの上に畳を敷く場合の施工料は…

新規の畳の代金1畳×約12,000円です。

これが6畳部屋なら、約70,000円です。

 

・同じく6畳部屋と考えて、フローリングを撤去した場合の費用は…

フローリング撤去=約20,000円

根太の組み替え=約20,000円

畳寄せなどの工事=約10,000円

畳の代金1畳×約12,000円=約70,000円

廃材の処理など=約10,000円

合計=約130,000円…

 

畳業者さんに可能な対応は、やはり現地調査です。

現地調査をしてもらった上で、見積もりをしてもらうのがセオリーです。

 

業者さんを選ぶにあたり、やはり1つの業者に見てもらうだけでは比較材料がないのでベストな選択を逃してしまうことを考えた方がいいでしょう。

 

見積もりをしてもらうにせよ、1つの業者に限定せずに複数の業者さんに見てもらって話をすることが失敗なく施工をしてもらうポイントだと思います。

 

では、残りの3選について次で述べていきますね!

 

 

賃貸だからと諦めていませんか?
フローリングのリビングにもできる和室空間

 

 

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うちは賃貸だよ~。

工事なんて出来ないし…

…そういった時に、そんな現状を我慢していませんか?

 

それは勿体ない!

 

諦める必要はありませんよ!

それでも和室、いえ、和の空間は作れますから!

 

先の工事に加えて、自分で簡単に和室空間を創出できる方法は、簡単なやり方を挙げても、3つほど選べます。

それが、第2選から第4選の方法です。

 

⑵ フローリングの一角に和室空間を作る

 

方法はズバリ、置き畳です。

フローリングの一角に置き畳をして和室空間を演出するのです。

 

自分で可能な一番の和室空間創出の手段として、置き畳(ユニット畳)があります。

基本的には、自分で買って自分で敷けるものです。

 

最近では、縁なしの琉球風畳が人気です。

 

畳の材質の種類は、主に3つあります。

 

・い草の畳

 

日本の畳といったらやはりこれ。

 

い草で編まれた畳は、夏は湿気を吸い込んだり、空気を通したりします。

 

逆に冬にも空気を含んで温める性質があり、四季のある日本に正に適した床材です。

また、防音効果もあり、リラックス効果も実験で実証されてきています。

 

空気を浄化する作用も知られつつあります。

 

・和紙織りの畳

 

従来の畳はい草を資材として作ったものでした。

しかし、多忙な現代人には掃除も大変ダニやカビを防ぐ手間もかかります。

 

でも、最近では和紙を折って合わせて畳を作るという方法も編み出させれています。

 

い草のものよりも汚れや傷に強くて、修繕などもしやすいという利点に加えて、カビやダニも起きにくいのでフローリングの清潔さを保つにはもってこいなのです。

 

ポリプロピレン製の畳

 

科学性素材ですが、安全性実験で結果を出したものを使います。

カビやダニが発生しないことや、色焼けや変色に強いのも強みですね。

長期間使用できます。

 

これらの性質の置き畳をあなたのニーズと状況により、チョイスして敷いてみましょう。

フローリングの海上の一角に、突如、のどかな風景の和の小島が出現します。

 

少しの手間で簡単にできますよ。

値段も、4枚の1セットで約10,000円~30,000円よりちょっとかかるくらいとされていますが、簡単ない草の置き畳で1枚単価2,000円ほどでも手に入ります。

 

では次の2つの方法です。

インテリアで和室空間を作るという方法です。

 

畳を敷くスペースもない方には、これで和室の代わりにもできます。

 

⑶ 寝床だけを畳の空間にする

 

畳ベッドを入れるという方法もあります。

 

寝ているときに、ベッドに布団よりも、畳の上の直接布団を敷きたい!

そんなあなたには、ベッドを畳素材にするという形で、おやすみタイムを和室で過ごすことも可能です。

 

サイズにより値段は変わりますが、40,000円~80,000円程度の予算は見ておいた方がいいでしょう。

 

⑷ リビングの一部に畳空間を作る

 

畳ソファで寛ぎの空間の一部を畳にしまう…

そんなことだってできますよ。

 

ベッドだけでは足りない、寛ぎをテレビを見ているときにも…

また、洋風リビングでもいいけれど、和室のような寛ぎも欲しい…

 

それなら、畳ソファもあります。

 

座る部分は畳になっています。

い草のものなら、もちろんリラックス効果など、畳特有の快感を得ることも可能。

 

フローリングのリビングでも、決して孤島のように空間を仕切るような断絶感もなく、あなたの部屋のリビングにも溶け込みます。

 

値段は、10,000円~100,000円くらいが相場のようです。

かなり選択の余地はありそうですね。

 

 

以上、大きな工事を要するものから、簡単なものを購入・アレンジするだけで畳の雰囲気、和室の寛ぎの空気を作る方法を述べていきました。

 

どんな居住空間に居ても、そこを自分の快適な空間にすることは、工夫次第でいくらでも可能なのです。

 

昔から「住めば都」と言いますが、それだけではなく、自分だけの都を自分の工夫で作ることだって、その意味のうちに入ると思います。

 

住める都をご自分のアレンジで、作っちゃいましょう!

 

 

 

 

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