畳と和室の情報ブログ

和室の魅力と暮らしに役立つ畳の情報をご紹介しています。

和室をオシャレなインテリアにするのは難易度高め? 畳のヘリや色でもお部屋の印象が変わる! お部屋をオシャレにしてくれる畳の選び方のテクニック

 

 

和室といえば緑色の畳にちゃぶ台にコタツに座椅子?
おしゃれより実用的な生活感のあるイメージ?
あなたが持つ和室のイメージとは

 

 

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和室って、皆さんどんなイメージをお持ちでしょうか?

緑色の畳、ちゃぶ台、コタツ、座椅子…あっ…冬にはちゃぶ台の上にみかんが…

 

畳って緑だけ?

それって…サザエさんのような…

 

確かに古典的な…

 

でも、それは結構な人数の揃った家族で食事をするなど、比較的古い(?)日本の家庭のイメージですよね。

あなたの和室って、そんなイメージでしょうか?

 

そうであってもなくても、今や和室は、もっとモダンな存在になってきているのです。

 

例えば、白い風景の和室。

カーテンから降り注ぐ太陽の光、明るい昼間の空間にゆっくりと座るあなた…

いいんじゃないですか?

 

そんな時はホワイト系の畳だってあるのです。

 

そう、畳の色合いも部屋の色合いに合わせて選べるようになってきているのです。

 

それに、リビングの一角に出来る和室も、結構、洋室とマッチングしますよ。

 

内装を変える余裕があるならば、そこを純和空間にして、洋室の中で「和」の息吹を光らせるのもステキですね。

 

それも、最近多彩になってきている畳のバリエーションをうまく使えば、自分だけのアレンジも様々に可能です。

 

内装のうちでも、床に幅広い選択肢を提供してくれるのが、畳の存在なのです。

 

また、和室を田舎の存在だと思う時代ももう終わりです。

都会のマンションやアパートにだって和室を再現できるようになっていますし、自由にあなたの部屋に「和」を表現できるのです。

あなたの持つ和室のイメージは、過去のものでしたか?

もう既にモダンなイメージをお持ちになっていましたか?

それともこれを読んでイメージが変わりましたか?

如何ですか?

 

和室はもっと自由に考えていいのですよ!

 

 

畳の色はひとつじゃない!こんなにたくさんあるおしゃれな畳の色
驚きの畳のカラーラインナップ

 

 

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ホワイト系の畳の例を出しましたが、畳の色は多彩になっています。

例えば、現代の畳のカラーの驚きのラインナップ。

ちょっと例を挙げてみましょう。

 

主なカラーのバリエーションには、ブラック系、グリーン系、イエロー系、ブラウン系、グレー系、ベージュ系、ブルー系、ピンク系などなど。

 

また、銀白色、黄金色、亜麻色、墨染色(すみぞめいろ)、乳白色、銀鼠色、栗色、灰桜色(はいざくらいろ)、白茶色、若草色、藍色、薄桜色、胡桃色、青磁色、小麦色…なんていうシックな系なジャンル分けをしているところもあります。

 

今までの畳といえば、緑の畳だけしかない…そんな人にとっては、そんなイメージなんて吹き飛びませんか?

 

例えば、ブラック系・黒に近い系の色の畳を、白い感じの部屋に、なんて如何でしょうか?

ちょっと有り得ない雰囲気に思えますか?

 

いえ、結構な心持ち不思議で、上に登る清らかな白さとどっしりとした落ち着いた下の畳の色が、心に落ち着きと明るさを与えてくれます。

 

それに、ベージュ系、グリーン系、ブラウン系、ブルー系、ピンク系…どれも部屋全体の印象にそれぞれ、安らぎ、自然の中のような癒し感、落ち着き、爽やかさ、暖かみのような要素を与えてくれます。

 

そして、それがそのままおしゃれだということです。

 

でも、「これが絶対にベスト!」というものはなく、部屋の壁の色と雰囲気の組み合わせは、あなたが何に居心地の良さを感じるのか?という個人の感性によって様々です。

 

既成概念にこだわることなく我が道を行く内装を目指すか、誰が来ても快適な印象を持ってもらえて「過ごしやすいな~」っていう部屋作りをして、友人・来客とともに一緒にその雰囲気を共有するのか…それも自由です。

 

畳のカラーラインナップが増えただけでも、部屋のデザインの自由度は、大幅に増えてきます。

あなたの部屋の自分独自空間が古風からモダンに進化した和室内に自由に実現できます。

それが、モダン和室と言われる所以でしょう。

 

そう、畳のカラーバリエーションは、和室の選択肢を増やします。

現在では、カラーの種類は豊富にありますから。

 

部屋のバリエーションも豊かになるので、畳の色のラインナップが多くなるほど、部屋の雰囲気のバリエーションは、もっともっと豊かになるのです。

 

それこそ、驚きのカラーのラインナップがもたらす、ステキな効果なのです!

 

 

畳のへりでもお部屋の印象が変わる。
細かいところでおしゃれに差がでる
しっかり選びたい畳のへり

 

 

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では、畳の縁(ヘリ)。

縁とは畳のふちにつけられている織物のことです。

 

主な素材は、ポリエステルやポリエチレン、ポリプロピレンの糸、また、天然ならば、絹糸や麻糸を織り込んだものもあります。

 

昔、一般には、黒色か茶色の絹糸が一般的でしたが、今は多種多様な色のヘリができています。

 

ヘリには本来、隣の畳との畳同士摩擦から本体を守る機能性がありました。

さらに、昔は模様や色の使い分けで、その家の身分分けも表していたとか。

今では、身分なんてありませんから…何でも好きなものを使えますよ。

 

皆さん、どう思われます?

何でもいいんじゃない?なんて!…そんなこと思っていませんよね。

 

縁だって、和室の雰囲気を変える要素ですよ!

 

しっかりと選ぶポイントは、

 

①明るさ

 

日が入って来にくい部屋にこそ明るい色を選ぶと、部屋の印象が明るくなります。

 

②写真だけではなく、実際に現場で色を見て確かめること

 

写真と実際の色に違いがあることも。

見積もりの時に確認すると良いでしょう。

 

③扱う縁の種類の多い業者さんを選ぶこと

 

そもそもものがなければ、選びようがない…ということで、選べるラインナップをたくさん揃えている業者のものを選んで下さい。

 

④家庭の事情によってはシミが目立たないようにすること

 

無地だと何かこぼしたりしてそこだけ色がついたり、日に焼けても色が変色します。

それを目立たなくするために、小さな子供さんなどがおられるご家庭では、出来るだけ柄があるものを選ぶのも賢いやり方です。

 

そして、ヘリの選び方で、おしゃれにも差が出る?

そうです。

それを証明するよう、いくつか例を挙げましょう。

 

・例えば、桜色のヘリ。

いつでも、春を感じる色合いにベージュの畳表…

部屋が明るめなら、鬱っぽい気分の時、嫌な気持ちだって吹き飛ばしてくれそう!

 

・迷彩柄もあります。

部分的に、畳がジャングルに…なんてね!

部屋の雰囲気に、おしゃれ感と何だか癒しのアクセントも加えてくれそうですね!

 

・シンプルな三角のデザインの赤での模様で、明るくて可愛い畳の部屋にもできます。

シンプルな模様と温かみのある色合いで、冬なら、部屋に温度感を、夏なら、その赤みがかった色が温度を吸収して、暑さから守ってくれそう?

それとも、暑熱順化を助けてくれる色かも!?

 

 

おしゃれな和室をつくるには?
しっかりイメージをつくって畳の色やヘリをトータルで考えよう!

 

 

 

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あなたの和室をあなたの自由なイメージで、おしゃれな和室にしたくありませんか?

そのためには、あなたの中にその和室のしっかりとしたおしゃれのイメージ、マスタープランが必要です。

 

イメージしにくいな~、という方のためにどんな利用法があるのか、畳以外の部屋全体の要素のイメージをどう考えていくと良いか見ていきましょう!

 

①和室にする際に、以前洋室だったならそのカーテンや照明、ベッドなどをそのまま使用して和室にフィットさせてみる

②元々和室なら、障子や襖も自分なりの心地良さにアレンジしてみる

③和室を洋室にアレンジして畳を入れてみる

 

その中で、畳の色やヘリのデザインで自分のベストチョイスを考えていくと良いでしょう。

では、それを考えた上での畳とヘリとの関係に限定し、この両者のバランスを取ったイメージの選択肢をいくつ挙げてみましょう。

 

⑴畳もヘリもさっぱり系

 

ホワイト系など淡い系か、グリーン・ブルーなどの明るい感じの色の畳とシンプルな色とデザインとヘリを合わせたさっぱり系は、如何でしょうか?

 

部屋の雰囲気が爽やかになってくるでしょう。

そして、もしお好みならば、その他の内装も、あっさり系にキメれば、全体として日頃の疲れをスッと抜いてくれるような、そう、部屋に入るとサイダーを飲んでサッパリしているような空気感が実現できます。

 

⑵畳もヘリもごっつい系

 

部屋全体か、もしくは床そのものに重厚感や重みを与えたいという人には、畳の色も落ち着きを醸し出す濃いものを、ヘリもこったデザインのものを組み合わせるといいでしょう。

 

部屋か、床の重みある感覚が、あなたの心にどっしりとした落ち着きを与えます。

ヘリのデザインを複雑なものにすることで、更なる重厚な雰囲気でアクセントを加えてくれます。

 

瞑想でもできそうな感じが良いですよね!

 

⑶畳とヘリの片方だけをごつく、もう片方をさっぱりとキメる

 

どちらかに重厚感を出し、どちらかに爽やかな清涼感を出して、それを組み合わせて使うのもお好みによってアリですね。

 

もし、畳の色を濃く、爽やかなヘリならば、重みある全体に何筋かの清涼感が加わって、落ち着きと明るさがうまくマッチングできるでしょう。

逆に、明るめの色に、複雑めのデザインのヘリをマッチングすることでも、筋が重く際立ち、独特な感じで過ごせるでしょう。

 

しかし、これは、デザインの組み合わせをよく検討して、自分目線で不釣り合いにはならないように気をつけて下さい。

雰囲気があなたの心地良さの基準にフィットしたものを直感で選んで下さいね。

 

重要なのは、全体感としてあなたご自身が過ごしやすいか、心地よく居られるか、というところが、おしゃれのポイントです。

 

心に活力や癒し、求めるものは、その時のあなたの状況によっても違うはず…

その時にあなたのことを大切にして、部屋を自分なりのその時のおしゃれをクリエイトしていきましょう。

それが、あなたにとっての一番ステキな「おしゃれ」の本質ですから!

 

 

 

 

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